初めてバンコクを旅行したとき、私が特に楽しみにしていた場所のひとつが「バンコク国立博物館」でした。
王宮やエメラルド寺院(ワット・プラケオ)、カオサン通りのすぐ近くにあって、バンコク観光のゴールデンエリアにあるのに、行き方を調べてみると「駅が近くにない」と気づいて少し戸惑ったんです。

でも何度も訪れてみてわかったのは、「行き方さえ把握すればアクセスは意外と簡単」だということ。
さらに博物館の滞在時間の目安、見学後に立ち寄れるおすすめランチスポット、そして入館時に気をつけたい服装のポイントまで、実体験を交えながらまとめてみました。

せっかく行くならスムーズに楽しみたいですよね。
この記事を読めば「どうやって行けばいい?」「どれくらい時間がかかる?」「服装は大丈夫?」といった疑問が一気に解決するはずです。


バンコク国立博物館の場所と特徴

博物館は旧市街エリアにあり、カオサン通りから徒歩数分。
周辺には王宮やワット・ポーといった有名寺院も集中しているので、観光ルートに組み込みやすい便利な立地です。

ただし注意したいのは、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)の駅が近くにないこと。
電車移動が主流のバンコク観光に慣れていると「どう行けばいいの?」と最初は少し迷います。
私も最初は地図を眺めながら立ち尽くしてしまいました。

そこでおすすめなのが、**タクシー・ボート・徒歩(または観光バス)**の3パターン。
実際に私が使って便利だったルートを紹介します。


タクシーで行く|迷ったらこれが一番ラク

正直に言って、いちばん楽なのはタクシー。
冷房も効いて快適だし、日本に比べて料金もかなり安いんです。

例えばBTSサイアム駅周辺からなら、20〜30分ほどで到着。
料金は100〜150バーツ(約400〜600円)前後でした。

行き先を伝えるときは「National Museum(ナショナルミュージアム)」でOK。
私が利用したときも、英語で伝えただけでスムーズに通じました。

ただし夕方は渋滞がひどくなるので注意。
一度うっかり夕方に乗ってしまい、30分で着くはずが1時間以上かかってしまったこともあります。
午前中か昼前に動くのがおすすめです。


ボートで行く|観光気分も味わえる水上移動

時間に余裕があるなら、チャオプラヤー川のボート移動が最高に楽しい!
川風が気持ちよく、船上から眺める街並みはバンコクらしい非日常感があります。

行き方はシンプル。
BTSサパーンタクシン駅を降りて、サトーン船着場からボートに乗車。
ターチャン船着場で下船し、徒歩約10分で博物館に到着します。

料金は20〜30バーツ程度と格安。
私が初めて乗ったときは、思わず「これで30バーツ!?」と驚いたほど。
渋滞も関係なく移動できるので快適です。

ただし雨季はスコールで濡れる可能性があるので、折りたたみ傘やレインコートを用意しておくと安心ですよ。


徒歩や観光バスで行く|カオサン観光ついでに

カオサン通り周辺を散策する予定があるなら、そのまま歩いて行くのもありです。
博物館まではほんの数分なので、街歩きのついでに立ち寄れます。

私はよくカオサンでランチを食べて、そのままふらっと博物館へ。
「ついでに寄れる」気軽さが魅力です。

また、市内を巡るHop-On Hop-Off型の観光バスを利用する人は、ルートに含まれていることもあるので要チェック。
他の観光地とまとめて効率的に回れるのも便利です。


所要時間の目安

ここが意外と重要なポイント。
バンコク国立博物館は敷地が広く、建物も複数に分かれています。

私の経験からすると、

  • 駆け足なら1時間半〜2時間
  • ゆっくり展示を楽しむなら3時間以上

は見ておきたいところです。

一度、時間がなくて1時間だけ立ち寄ったことがあるんですが、正直ほとんど見られませんでした…。
仏像エリアだけでもかなり充実しているので、じっくり見るなら余裕を持ったスケジュールを組んでくださいね。


見学後におすすめのランチスポット

博物館の周辺は意外とローカル食堂やカフェが多いんです。
私が実際に立ち寄ってよかった場所を紹介します。

① カオサン通りの屋台

パッタイやガパオライスなど、定番のタイ料理が格安で楽しめます。
観光客向けでも味は本格派。

② カフェ「Roti Mataba」

博物館から徒歩5分ほどの場所にあるロティ(薄い生地のパンケーキ)が有名なお店。
カレーと一緒に食べると最高です。

③ 川沿いレストラン「Supatra River House」

少し足を伸ばしてチャオプラヤー川沿いへ。
ここは雰囲気抜群で、川を眺めながら食事できます。
観光の締めにおすすめ。


服装の注意点

王宮や寺院に比べると厳格ではないですが、基本的に露出が多すぎる服装は避けたほうが安心です。
私が見たときも、タンクトップやショートパンツ姿の観光客が注意されている場面がありました。

おすすめは、

  • 肩が隠れるTシャツやブラウス
  • 膝丈以上のパンツやスカート
  • 脱ぎ履きしやすい靴(建物によっては靴を脱ぐ場合がある)

冷房の効いた展示室もあるので、薄手の羽織ものを持っていくとさらに快適です。


行く前に確認しておきたいこと

  • 入場料は大人240バーツ(現金払いが基本)。
  • 営業時間は9:00〜16:00(最終入場15:30)。
  • 休館日は月・火曜日+王室行事や祝日。

私は一度、火曜日にうっかり行ってしまい閉まっていた苦い経験があります…。
旅行前には必ず公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。


日本語ガイドツアーを活用しよう

もし可能なら「日本語ボランティアガイドツアー」に参加してみてください。
毎週水曜と木曜の午前に開催されていて、事前予約なしで当日参加可能です。

私も初めて参加したときは「仏像の微笑みの違い」「衣装の模様の意味」など、独学では知れない深い話が聞けて感動しました。
展示が何倍も面白くなるので本当におすすめです。


まとめ

バンコク国立博物館は、アクセス方法こそ少し工夫が必要ですが、一度行ってみると「タイの歴史や文化をぎゅっと体験できる特別な場所」だと実感します。

  • 急ぐならタクシー、観光気分ならボート、カオサン散策ついでなら徒歩
  • 所要時間は最低でも2時間、余裕があれば3時間以上
  • 見学後はカオサンや川沿いでランチがおすすめ
  • 服装は露出を控えめに、靴は脱ぎ履きしやすいもの

私自身、何度訪れても新しい発見がある博物館です。
次のバンコク旅行では、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと旅の思い出をより豊かにしてくれるはずです。